旅のハテナ of SIDEWAY ふたり股旅

ミャンマー Myanmar

ミャンマーの女性や小さいこどもたちの顔は白い。顔に「タナカ」の木を擦って水と混ぜた「タナカ」を塗っているのだ。日焼け止めの効果があるらしいのだが、今ではファッションのようにもなっているという。「タナカ」を塗らない女性は女性としての魅力がないとも言われる。千尋が「タナカ」を塗った瞬間、ミャンマー人の男性は恥ずかしそうにはにかんでいた。時間が経つと色が落ちパリパリになるので、日に何回か塗り直すらしい。

ヤンゴンのような大都会では「タナカ」をしない女性も多い。

中国 China

なぜかはなんとなくわかるけど、思わずう〜んと唸ってしまうのが、赤ちゃんの服の股の部分が裂けていることだ。尿意を催したとみると、すかさず親が子どもを抱いて通りに連れ出し、そのまま放尿させるのだ。子どもは親に抱かれたまま、溜まっていた尿を通りに向かって一気に放つ！時には、大きい方だってやる。トイレの習慣を仕付けないから、トイレの穴はもとよりトイレの建物の前で用を足す人間が多いのだろう。

この現象は、中国本土、および台湾などその影響を強く受けている国•地域に見られる。

東南アジア South - East Asia

地表を燃えるような熱で照射し続けた太陽が西に沈みその力を弱め始める頃、公園などで突如として爆音とともにエアロビが始まる。先生役らしき人が前で見本を示し、それにみんなが合わせて踊る。公衆の面前ながら恥ずかしいポーズだって遠慮なく披露するのだ。よく見ると、みんな勝手に踊っている。先生役とは違う動きをする人も割と多い。要は、踊ることに意味があるのだ。しかし、この輪の中に男性は一人もいない。男性たちは静かに端の方で、セパタクローなんかやっている。

エアロビは今や東南アジアではどこでも見かけられるようになった。

中国 China

北京西駅は大混雑していた。日本と違って、列車が来るまでホームには降りられないので待合室で待機。なんとか席を確保したが、足下には多くの人が寝ている。隣の席に若い女の子が来て、ブドウを食べ始めた。当然、種がある。そこで、彼女が採った行動は…。口からプイット吐き出す。中国人らしい発想だが、下には足の踏み場もないほど人が横たわっているのだ。それを意に介さず種を発射し続ける中国人魂にいささかたじろいだ。

床に寝るのは、東南アジアでも見られるが、人に向けて物を吐くのは中国特有の気がする。