国境情報 of SIDEWAY ふたり股旅

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島国にいると、「国境を歩いて越える」ということができない。そのせいか、「国境を歩いて越える」ことに妙な憧れを抱いていた。国境を越えることに少しは慣れてきたが、それでも国境を越える時の興奮はいまだ衰えることはない。国境独特の緊張感。危険な国境もあれば、賄賂を要求して来る味わい深い国境もある。国境越えは誰しも不安に思うもの。そこで、こんなビビリな旅人でも通ることができた国境を少しだけ紹介。

P1010515.png ラオス − china.png 中国

ボーテン − モーハン

ラオスと中国の間で唯一外国人に開放されている国境。ラオス−中国間には主要な街から多数の国際バスが出ているのでボーテンやモーハンは通過するの一般的のようだ。ルアンパバンからは昆明行きが出ていたが、景洪行きはなかったので、ルアンナムターへいったん向かった。景洪行きのバスはウドムサイやフェイサイからも出ている。ルアンナムター発のバスは、街中の空き地から出ており、その後長距離バスターミナルへ向かった。料金は、90,000kipで、所要6時間。バスは景洪バスターミナルに着いた。

2012.5.18 ルアンナムター → 景洪

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thailand.png タイ − P1010515.png ラオス

ノーンカイ − ビエンチャン

両国の国境としては一番メジャー。メコン川を境に国が隔てられており、行き来は橋(友好橋)を使う。今では橋上に鉄道敷設されたとか。大きい国境であるので、出入国手続きは淡々と行われている。時期によっては観光客が大挙して押し寄せるので、手続きに時間がかかる場合もある。
タイ側は、ノーンカイの鉄道駅近くにある。ラオス側はビエンチャンの中心部から少し距離がある。バスで行くと安い。

2006.10.12 ビエンチャン → ノーンカイ
2007.12.30 ノーンカイ → ビエンチャン

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チェンコーン − ファイサーイ

タイ北部にあるチェンコーンという町から対岸のラオスの町、ファイサイに抜けるルート。ファイサイールアンパバン間は、毎日スローボート、スピードボートとバスが運航されている。ファイサーイからボートをチャーターすればシェンコックへ行くことも可能だがかなり高い。VIPバスはファイサーイを夕方5時に出発し、ルアンパバンに朝5時に到着した。
国境間の移動は、渡し船を利用する。数分の移動だが旅情があってかなり良い雰囲気。この国の国境越えでは一番好きなルート。2012年5月現在、荷物代込みで40B。

2006.12.5 チェンコン → フェイサイ
2012.5.13 チェンコン → フェイサイ

タイ・ラオス 2006 243.jpg

チョーンメック − ワンタオ

タイの側の町、チョーンメックはウボン•ラーチャータニーの近郊にある。バスターミナルからイミグレーションへは市場を抜けて徒歩10分。ラオス側へは歩いて向かう。ワンタオからはソンテウでパークセーへ行ける。旅行者はさほど多くないので、手続きはスムーズ。ウボン−パークセー間には直通の国際バスが出ている。パークセーからソンテウでワンタオまで行き、タイに入国する。チョーンメックのバスターミナルでソンテウでピブーン•マンサハーンまで行き、そこからバスでウボンへ行くことも出来る。国際バスの方が圧倒的に楽だが、便数が少ないのが難。

2008.1.2 ワンタオ → チョーンメック
2010.7.10 チョーンメック → ワンタオ

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thailand.png タイ − apsara.jpg カンボジア

アランヤプラテート − ポイペト

タイとカンボジアの国境は2ヵ所あるが、メジャーな方の国境。バンコクからアランヤプラテートまでは、鉄道やバスで行けるが、カオサンでシェムリアップまでの格安バスチケットを購入した。この国境は治安が良いとは言えない。特にポイペトは混沌としており、デジカメを盗まれた旅行者と数人出会った。バスチケットは格安だけあって、なぜかシソポンの手前でピックアップトラックの荷台に乗せられ、シェムリアップには深夜2時に着いた。帰りは、数人で車をチャーターしたため、あっという間にポイペトまで来れた。アランヤプラテートからはバンコク行きのバスがある。

2005.8.31 アランヤプラテート → ポイペト
2005.9.4 ポイペト → アランヤプラテート

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malaysia.png マレーシア − thailand.png タイ

パダン•ブサール

マレーシアとタイを鉄道で移動する場合は、このルートを採ることになる。両国とも地名は「パダン•ブサール」。駅に着いたら一度降りて出国手続きを行い、その後、同ホームにあるイミグレーションで入国手続きを行う。以上が済んだら、再び客車に乗る。初めての形態でなかなか面白かった。この時はマレーシアからタイに入国したが、逆の場合も同様の手続きを経ることになると思われる。

2007.12.26 マレーシア → タイ

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ブキッ・カユ・ヒタム

鉄道キャンセルのために乗ったバタワース駅前発のミニバスは、パダン・ブザールではなく「ブキッ・カユ・ヒタム」を通過した。マレーシア・タイ間を車で移動したのは初めてだったが、マレーシア・シンガポール間より人や車の往来は少ないものの、割と丁寧にチェックされた。マレーシア人は、審査の際、20Bをパスポートに挟んでいるようで自分も勧められたが、当然これは不要。
ハジャイまでは、そこから1時間半くらいかかった。

2012.5.2 バタワース → ハジャイ

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singapore2.jpg シンガポール − malaysia.png マレーシア

シンガポール − ジョホール•バル

シンガポールとマレーシアはコーズウェイを隔てているが、橋で結ばれている。マレーシア側の街は、日本人にも有名な「ジョホール•バル(JB)」。大きな国境だけあって、人も車も多い。手続きは淡々と行われているが味気ない。1回目は、シンガポールからマラッカまで行った。2回目は、クイーンズBTからジョホール•バルのラーキンBTまで行き、その後KLへ向かった。

2007.12.22 シンガポール → マラッカ
2012.4.27 シンガポール → ジョホール・バル

P1010515.png ラオスapsara.jpgカンボジア

ノーンノックキャン − トラピアンクリル

シーパンドンの近くでメコン川に沿って南下した地点にある国境。カンボジア側はストゥントレンという町が近くにある。ラオスでは、パークセーやナーカサンから8時頃発のバスが出ている。デッド島でもチケットは買える。行き先は、ストゥントゥレン•ラタナキリ•クラチェ•コンポンチャム•プノンペン•シェムリアップなど。シェムリアップはプノンペンで一泊する必要がある。同日中に着くというバスも、道中乗り換えが必要で、バスの中で別途5ドルを要求される。シェムリアップ着は深夜2時だった。国境は昔ながらの良い雰囲気。賄賂も要求してくる。ラオス側2ドル。カンボジア側は検疫で1ドル、スタンプ1ドル。

2010.7.13 ノーンノックキャン → トラピアンクリル

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apsara.jpg カンボジア − vietnam.png ベトナム

バベット − モックバイ

プノンペンとホーチミンを最短時間で結ぶ国境。昔からあるかなり規模の大きな国境のため、人や車でごった返す。あまり時間をかけて移動したくない人にお勧めのルート。個人的にはあまり面白くないので好きではない。旅行会社にもよるが、プノンペン−ホーチミン間は約6時間、値段は5ドルくらいから。

2008.9.6 バベット → モックバイ

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ビンスーン − ソンティエン

プノンペンとメコンデルタの町、チャウドックを結ぶ国境。多くの国境はメコン川を隔てているが、ここはメコン川の途中に国境がある。マイナーな国境なので旅行者は少なく、のんびり船旅を楽しむことが出来る。時間はかかるが、メコンデルタを経由できるので便利。そして、なにより景色が最高。かなりお勧めのルート。ボートは旅行代理店に申し込む。スローボートとファーストボートがある。チャウドックの町ものんびりしていて良い町なので是非滞在してほしい。プノンペンのキャピトルでは、ファーストボートのチケットが10ドルだった。

2008.9.3 ソンティエン → ビンスーン
2010.7.20 ビンスーン → ソンティエン

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china.png 中国 nepal02.png ネパール

ダム − コダリ

チベットを通ってネパールへ抜ける場合、このルートを使うことになる。ダムに近づくにつれ公安の検問が多くなる。ニャラム辺りからは、ぐねぐね道を通ってグングン高度を下げて行くが、道は良いのであまり苦ではない。ダムの街は道が狭いにもかかわらず、駐車車両が多く、トラックが行き交っているので慢性的な渋滞を起こしている印象を受けた。車の多さのせいか、国境の手前で車を降ろされ10分くらい歩いた。出国審査は人が多く、また荷物検査もあるので面倒くさい。出国後、橋を渡り、100mくらい歩いた左手に小さなイミグレがあるので、そこでビザを申し込む。

2012.6.12 ダム → コダリ

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bangladesh002.png バングラデシュ 駱駝.png インド

ベナポール − ハリダスプール

一番メジャーな国境越えがこのルート。ジョショールの「チャスタ・モール」からベナポール行きのバスが頻発している。大きなバス・ターミナルよりこちらの方が現地では名がとおる。街中からベイビータクシーで20分ほど(乗合で20Tk)。ベナポールまで1時間強で、45Tk。そこからは、バンガリかリキシャで20Tk。イミグレで出国税(300Tk)を払うと審査はあっさり終わる。インド入国も簡単。コルカタ行きのバスはRs250で、どこも昼1時に出るらしい。鉄道なら、ボンガオン駅まで乗合オートリクシャーで約20分(Rs20)で、チケットはRs16.。「Dum Dum駅」まで約2時間。そこから地下鉄に乗り換えて「Park St.」で降りればサダル・ストリートまで徒歩5分で行ける。

2012.7.19 ベナポール → ハリダスプール

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