〈チベットについて〉
チベットについては様々な問題がありますが、チベットを「中国」のコーナーに加えると「中国」の項目が膨大になるため、あえて「チベット」のコーナーを作成しました。したがって、個人的な主観は別として、整理という目的のため「チベット」のコーナーを作成しました。この点について政治的な見解は一切含んでいません。また、「旗」についても、諸国とのバランスのためあえて使用しました。
LHASA/拉薩
「神の土地」を意味する拉薩。新市街地には中国系の店が並ぶが、旧市街を歩けば素朴な人々の姿がある。気さくに笑顔を向けてくれる彼らを見ると「ここは本当に中国か?」という疑問が湧いてくる。大きな都市ではあるが、ここ拉薩を目指してやって来る巡礼者の姿を見ると、「やはりここは神の土地なのだな。」と実感する。
YANGZHUO YUONGCUO/ヤムドク湖
拉薩からランクルで2時間くらいのところにある山上湖。「トルコ石の湖」と称される美しい水をたたえチベット仏教の整地となっているらしい。湖の遥か彼方には「カローラ氷河」が見え写真では収めきれない絶景が広がっていた。途中にある夥しいタルチョに飾られた石塚は標高4749mの「カムパ•ラ」は拉薩地方とシガツェ地方の境界点となっている。
JIANG ZI/江孜(ギャンツェ)
拉薩やシガツェと並ぶ歴史上イロイロあった場所。古くからインドとの交易で栄え繁栄したが、20世紀初頭にイギリス軍の攻撃を受けた。ここのハイライトはチベット仏教各派が共存する寺院「パンコル•チョーデ」。寺院内にはチベット仏教最大のストゥーパがあり、中にはたくさんの仏様•神様の像や美しい壁画が残されている。緻密でキレイな壁画は見ていて飽きないし、安置されている仏像もそれぞれ違うユニークな表情をしている。美術に興味のある人ならきっと楽しめる場所だと思う。
RI KA ZE/日喀則(シガツェ)
標高3900mにあるチベット第2の都市シガツェ。チベット仏教の実質ナンバー2的存在である「パンチェン•ラマ」の拠点であり、ここにある「タシルンポ寺」はゲルク派6大寺院の一つでかなりの規模を誇っている。この寺にある世界最大の金銅仏の穏やかで荘厳な佇まいは必見の価値アリです!敷地内には僧院もあり僧侶の日常の暮らしぶりを垣間みれるのも楽しい。
DING RI/老定日(オールドティンリー)
またしても中国政府の謎のイヤガラセに遇い、ツアーに組み込まれていたチョモランマ(エベレスト)B.C行きを断念せざるをえなくなってしまったわれら。そこでせめてエベレストを少しでも見てやろうとオールドティンリーに一泊することに。街はずれのビューポイントで、遥か彼方にチョモランマやチョウ•オユムなどヒマラヤの霊峯を見ることができた。街はとても小さく夜には停電してしまったが、明け方に見た満点の星空は今も目に焼き付いている。