チベット of SIDEWAY ふたり股旅

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「海外旅行なんてとんでもない!」と思っていた頃、理由はわからないけれど、なぜかチベットにだけは心惹かれていた。バターランプの灯る神秘的な雰囲気。寺の前で五体投地をする人々。さまざまな問題を抱えている地域ではあるが、熱心に祈り続ける人々の姿勢は変わらないのだろう。こんなにも心が震える場所はチベットの他にはないのかもしれない。

〈チベットについて〉
チベットについては様々な問題がありますが、チベットを「中国」のコーナーに加えると「中国」の項目が膨大になるため、あえて「チベット」のコーナーを作成しました。したがって、個人的な主観は別として、整理という目的のため「チベット」のコーナーを作成しました。この点について政治的な見解は一切含んでいません。また、「旗」についても、諸国とのバランスのためあえて使用しました。

tibet.png photo_g.png GH_g.png ご飯_g.png route_g.png

tibet.png LHASA/拉薩

「神の土地」を意味する拉薩。新市街地には中国系の店が並ぶが、旧市街を歩けば素朴な人々の姿がある。気さくに笑顔を向けてくれる彼らを見ると「ここは本当に中国か?」という疑問が湧いてくる。大きな都市ではあるが、ここ拉薩を目指してやって来る巡礼者の姿を見ると、「やはりここは神の土地なのだな。」と実感する。

P6070115.JPGP6070115.JPG西蔵鉄道で迎える朝。夜明けの月と白い山。無音の世界。P6084735.JPGP6084735.JPGジョカンはたくさんの参拝者と警察で溢れていた。P6084761.JPGP6084761.JPGセラ寺名物「問答修行」。立っている方が出題者。

P6080207.jpgP6080207.jpgポタラ宮近くのマニ車。老若男女チベタンはみんな回して行く。P6084727.JPGP6084727.JPG五体投地で祈りを捧げる人々。ラマの悲しい事件が頭から離れない。P6084788.JPGP6084788.JPG何て言っているのかわからないのが残念。

P6080283.JPGP6080283.JPG主なきポタラ宮。博物館化してはいても荘厳な雰囲気。P6084726.JPGP6084726.JPG祈りながらもお茶やおしゃべりをしたりと結構楽しそう。P6094861.JPGP6094861.JPGチャク•ポリの磨崖仏。

tibet.png YANGZHUO YUONGCUO/ヤムドク湖

拉薩からランクルで2時間くらいのところにある山上湖。「トルコ石の湖」と称される美しい水をたたえチベット仏教の整地となっているらしい。湖の遥か彼方には「カローラ氷河」が見え写真では収めきれない絶景が広がっていた。途中にある夥しいタルチョに飾られた石塚は標高4749mの「カムパ•ラ」は拉薩地方とシガツェ地方の境界点となっている。

P6104870.JPGP6104870.JPGヤムドク湖へ向かう途中に眺めの良い丘があった。P6104909.JPGP6104909.JPG青い湖の向こうに雪を被った巨大な山が見える。

P6104881.JPGP6104881.JPG峠のタルチョをの下を抜けると眼下にヤムドク湖が現れた。P6104917.JPGP6104917.JPG荒涼とした大地に雲の白と黒いほどに青い空がキレイ。

P6104902.JPGP6104902.JPGトルコ石と称される「ヤムドク湖」は聖なる湖だ。P6100430.JPGP6100430.JPG眩しいほどに白く輝く「カ・ローラ氷河」。

tibet.png JIANG ZI/江孜(ギャンツェ)

拉薩やシガツェと並ぶ歴史上イロイロあった場所。古くからインドとの交易で栄え繁栄したが、20世紀初頭にイギリス軍の攻撃を受けた。ここのハイライトはチベット仏教各派が共存する寺院「パンコル•チョーデ」。寺院内にはチベット仏教最大のストゥーパがあり、中にはたくさんの仏様•神様の像や美しい壁画が残されている。緻密でキレイな壁画は見ていて飽きないし、安置されている仏像もそれぞれ違うユニークな表情をしている。美術に興味のある人ならきっと楽しめる場所だと思う。

P6100435.JPGP6100435.JPGギャンツェへ行く途中に寄ったタルチョのはためく場所。P6100448.JPGP6100448.JPG「パンコル・チョーデ」の境内にある9階建ての「パンコル・チョルテン」。

P6104983.JPGP6104983.JPGギャンツェの町並みで見かけたかわいらしい建物。P6104962.JPGP6104962.JPG「パンコル・チョルテン」の内部には多数の仏像が安置されている。

P6104951.JPGP6104951.JPG「パンコル・チョーデ」では地元の人がのんびり過ごしている。P6104970.JPGP6104970.JPG「パンコル・チョルテン」から裏山を望む。

tibet.png RI KA ZE/日喀則(シガツェ)

標高3900mにあるチベット第2の都市シガツェ。チベット仏教の実質ナンバー2的存在である「パンチェン•ラマ」の拠点であり、ここにある「タシルンポ寺」はゲルク派6大寺院の一つでかなりの規模を誇っている。この寺にある世界最大の金銅仏の穏やかで荘厳な佇まいは必見の価値アリです!敷地内には僧院もあり僧侶の日常の暮らしぶりを垣間みれるのも楽しい。

P6110515.JPGP6110515.JPGシガツェのランドマーク的存在「タシルンポ寺」。P6115004.JPGP6115004.JPGチベタン巡礼者もまた忘れがたい風景の一部となっている。

P6114989.JPGP6114989.JPG広大な敷地内には寺院の他にラマたちが暮らす僧院もある。P6115010.JPGP6115010.JPG参拝に来ていた親子。民族衣装がお似合い!

P6114996.JPGP6114996.JPGラマたちの自然体の姿が見られる。まだ若い少年ラマも多い。P6115030.JPGP6115030.JPGタルチョと一緒にパチリ!ポーズがお茶目でカワイイ。

tibet.png DING RI/老定日(オールドティンリー)

またしても中国政府の謎のイヤガラセに遇い、ツアーに組み込まれていたチョモランマ(エベレスト)B.C行きを断念せざるをえなくなってしまったわれら。そこでせめてエベレストを少しでも見てやろうとオールドティンリーに一泊することに。街はずれのビューポイントで、遥か彼方にチョモランマやチョウ•オユムなどヒマラヤの霊峯を見ることができた。街はとても小さく夜には停電してしまったが、明け方に見た満点の星空は今も目に焼き付いている。

011.JPG011.JPG町外れのビューポイントからヒマラヤ山脈を見ることができる。014.JPG014.JPGメイン通り沿いに店や家屋が並ぶだけの小さな町。でも背後にヒマラヤが見える…!

012.JPG012.JPG憧れのチョモランマ(エベレスト)!頭だけしか見えなくても涙が出てくる。P6110591.JPGP6110591.JPG宿の併設レストランでチベット最期の夕食。

P6110543.JPGP6110543.JPG山から吹き付ける強風で発っているのがやっと!016.JPG016.JPG夜9時頃ようやく日没。この後に満点の星をたたえた闇が訪れる。