バングラデシュ of SIDEWAY ふたり股旅

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出会う人に必ず言われた言葉。「バングラデシュ?あの国にはなんにもないじゃないか。」
確かに何かメジャーな観光地があるわけでもない。ただ、外輪船「ロケットスチーマー」に乗りたいだけだ。大雨の影響でチッタゴンの船舶解体場はあきらめたけれど、僕には「ロケットスチーマー」という目的だけで十分だ。それに行ってみなければその国になにがあるかなんてわからない。自分の目で見るためにネパールから飛んだ。

bangladesh.png photo_g.png GH_g.png ご飯_g.png route_g.png

bangladesh002.png DHAKA/ダッカ

空港からモティジール周辺まで「CNG」と呼ばれる小さな三輪バイクで向かった。けれど、市街地までのわずか15キロ程度の距離に2時間も要した。まったく進む気配を見せないひどい渋滞。窓から容赦なく襲ってくる砂嵐。鳴り止まないクラクション。数センチの幅を惜しんで人や車やリキシャが入り乱れる。早くもこの国のハイライトを見てしまったような熱気を帯びた街だ。

P7101602.JPGP7101602.JPG「CNG」という乗り物で空港からモティジール周辺へ向かう。P7115947.JPGP7115947.JPG選挙が近いらしくポスターが張り出されていた。デモも行われていた。P7115933.JPGP7115933.JPG決して止まらないローカルバス。みんな必死に駆け込む。

P7105911.JPGP7105911.JPG至る所にチャー屋さんがある。ここの店には通い詰めた。P7111629.JPGP7111629.JPGオールドダッカには車もリキシャもヤギも行き交う。P7105917.JPGP7105917.JPGダッカの夜は暗い。車のライトが足がかり。

P7111621.JPGP7111621.JPG路地の壁に張り出された新聞に見入る人たち。P7115944.JPGP7115944.JPGグリスタン周辺ではなぜか革靴ばかりが売られていた。P7105920.JPGP7105920.JPG熱気は夜になっても止むことをしらない。

bangladesh002.png ROCKET STEAMER/ロケットスチーマー

洪水が発生しているらしいチッタゴン。これでは船舶解体場を見に行くのは困難だろう。こうなったらバングラデシュ訪問の唯一無二の目的となった「ロケットスチーマー」に乗るのみだ!欲張って1等客室に搭乗してのんびり約20時間の川旅だ。乗船場所のショドルガットの喧噪も凄かった。たまらなかく楽しい船旅だった。もう一度乗りに行きたい!!

P7121662.JPGP7121662.JPGダッカのショドルガットに停泊していた外輪船「ロケットスチーマー」。P7121682.JPGP7121682.JPG出航したロケットスチーマーを鑑賞しに来たと思われる人たち。P7125973.JPGP7125973.JPG食事はダイニングで。ここを囲むように客室がある。

P7125963.JPGP7125963.JPG大きく特徴的な外輪部分の前でくつろぐローカルの人たち。P7121696.JPGP7121696.JPG靄の向かうに船舶の溜まり場があった。解体場のようにも見える。P7131729.JPGP7131729.JPG船首に設けられたデッキからはのどかな風景を垣間みることができる。

P7121670.JPGP7121670.JPGショドルガットには大小さまざまな船が行き交っている。P7121698.JPGP7121698.JPG船のデッキの上で礼拝を行う準備を始めるムスリムたち。P7136018.jpgP7136018.jpg雲行きが怪しくなってきてもひたすら作業を続けていた。

bangladesh002.png KHULNA/クルナ

ダッカからどこへ行っていいのかわからず、とりあえず「ロケットスチーマー」の終着地点であるらしいクルナへ向かうことにした。実際は、クルナの手前にあるバゲルハットという町のさらに手前が終着地点だったのだが、バスを乗り換え辿り着いた。クルナ管区の区都であるにもかかわらず町はこじんまりとしている。けれど、ダッカに負けないくらいの熱気が伝わってくる。ここは居心地良かったなぁ。

P7141745.JPGP7141745.JPGクルナ駅の券売所は多くの人でごった返していた。

P7146091.JPGP7146091.JPG通りで見かけた派手な店。あの椅子とかほんと憧れる!

P7141776.JPGP7141776.JPG宵っ張りな彼ら。夜遅くまで人やリキシャが行き交う。

bangladesh002.png BAGERHAT/バゲルハット

「ロケットスチーマー」の終着地点からバゲルハットを経由してクルナまで向かったのだが、ここには「15世紀のモスジット群」があるということで行ってみることにした。世界遺産らしからぬ静けさと規模の小ささはなんとも居心地がよい。もっとのんびり廻っていたかったのだが、強烈な雨が降り止まないせいであまりじっくり見れなかった。

P7146117.JPGP7146117.JPG「ジャット・ゴンブズ・モスジット」には81のドームがあって素敵な雰囲気を醸し出していた。

P7146126.jpgP7146126.jpg小さな造りがかわいらしい「シンガイル・モスジット」。

P7146131.JPGP7146131.JPGイスラム神秘主義者の武将である「カーン・ジャハーン・アリ」の霊廟への参道。

bangladesh002.png RAJSHAHI/ラジシャヒ

川が好きな僕は、どこへ行っていいかわからない時、川沿いの町へ行くことにしている。今回もどこかもう一つくらいバングラデシュの町を観たくて、けどどこへ行っていいのかわからなかったのでクルナから列車で行けるラジシャヒにやって来た。郊外にはプティヤという村もあってなかなか快適だった。

P7156147.JPGP7156147.JPGニューマーケットの前で客待ちしていたリキシャーのおっちゃん。

P7151801.JPGP7151801.JPGカメラを取り出すと、みんなが「写真を撮ってくれと」前に立つ。

P7156159.JPGP7156159.JPG夕方のボッダ川は涼みに来た人たちでごった返していた。

bangladesh002.png PUTHIA/プティヤ

ラジシャヒの郊外にヒンドゥー教寺院の残る村があるという。イスラム教徒が9割を占めるバングラデシュにヒンドゥー教寺院があるというのは驚きだ。行ってみると、プティヤは中央に大きな池があり、その周囲に寺院やラジバリ(領主の館)が点在しているだけの小さな村だった。けれど、村全体が周りとは隔絶されたようなのんびりとしたスピードで動いている。体調が優れなかったせいで長居はできなかったけれどオススメの場所。

P7176185.JPGP7176185.JPG5つの尖塔を持つ「大ゴヴィンダ寺院」。テラコッタのレリーフが繊細で壮観。

P7176210.JPGP7176210.JPG村の中央にある池で釣りに興じる人たち。背後にはシヴァ寺院が見える。

P7176216.JPGP7176216.JPGバンガリに乗って大通りまで向かっているとベビータクシーがやって来た。