DHAKA/ダッカ
空港からモティジール周辺まで「CNG」と呼ばれる小さな三輪バイクで向かった。けれど、市街地までのわずか15キロ程度の距離に2時間も要した。まったく進む気配を見せないひどい渋滞。窓から容赦なく襲ってくる砂嵐。鳴り止まないクラクション。数センチの幅を惜しんで人や車やリキシャが入り乱れる。早くもこの国のハイライトを見てしまったような熱気を帯びた街だ。
ROCKET STEAMER/ロケットスチーマー
洪水が発生しているらしいチッタゴン。これでは船舶解体場を見に行くのは困難だろう。こうなったらバングラデシュ訪問の唯一無二の目的となった「ロケットスチーマー」に乗るのみだ!欲張って1等客室に搭乗してのんびり約20時間の川旅だ。乗船場所のショドルガットの喧噪も凄かった。たまらなかく楽しい船旅だった。もう一度乗りに行きたい!!
KHULNA/クルナ
ダッカからどこへ行っていいのかわからず、とりあえず「ロケットスチーマー」の終着地点であるらしいクルナへ向かうことにした。実際は、クルナの手前にあるバゲルハットという町のさらに手前が終着地点だったのだが、バスを乗り換え辿り着いた。クルナ管区の区都であるにもかかわらず町はこじんまりとしている。けれど、ダッカに負けないくらいの熱気が伝わってくる。ここは居心地良かったなぁ。
BAGERHAT/バゲルハット
「ロケットスチーマー」の終着地点からバゲルハットを経由してクルナまで向かったのだが、ここには「15世紀のモスジット群」があるということで行ってみることにした。世界遺産らしからぬ静けさと規模の小ささはなんとも居心地がよい。もっとのんびり廻っていたかったのだが、強烈な雨が降り止まないせいであまりじっくり見れなかった。
RAJSHAHI/ラジシャヒ
川が好きな僕は、どこへ行っていいかわからない時、川沿いの町へ行くことにしている。今回もどこかもう一つくらいバングラデシュの町を観たくて、けどどこへ行っていいのかわからなかったのでクルナから列車で行けるラジシャヒにやって来た。郊外にはプティヤという村もあってなかなか快適だった。
PUTHIA/プティヤ
ラジシャヒの郊外にヒンドゥー教寺院の残る村があるという。イスラム教徒が9割を占めるバングラデシュにヒンドゥー教寺院があるというのは驚きだ。行ってみると、プティヤは中央に大きな池があり、その周囲に寺院やラジバリ(領主の館)が点在しているだけの小さな村だった。けれど、村全体が周りとは隔絶されたようなのんびりとしたスピードで動いている。体調が優れなかったせいで長居はできなかったけれどオススメの場所。